腹側から見た犬の骨格

胸部を腹側から見た図です。

背中側で、胸椎から生えた肋骨が胸側に回り込んで、途中から”肋軟骨”という軟骨に変わり、胸の中心で胸骨と関節し、胸椎⇒肋骨⇒肋軟骨⇒胸骨 で肺・心臓どの臓器が入る空間を包んでいます。

肋骨の存在意義はなんといっても内臓をまもること。
そして肋骨が蛇腹のように動くことで呼吸をサポートします。

ですが、老犬になると背骨を支える筋肉が硬くなっていくことから、肋骨の可動が狭くなり、結果更に呼吸が浅くなる(しにくくなる)という悪循環が生まれます。

整体の施術内容によっては、この肋骨の動きを回復させるよう促すシーンもあります。

骨盤周りを腹側から見た図です。


骨盤は人間のものより細身の構造になっています。
これは人間が二足歩行になったから。
内臓が重力で下がってしまわないために、人間の骨盤は出来上がりました。

犬の腰椎は7つ。
尾椎の数は犬種によって異なります。

股関節はヒトとくらべるととても浅い構造になっていて、簡単に脱臼してしまいます。
犬の体を触るときは特に注意が必要です。