骨盤と肩甲骨のつき方や形をイメージしやすいように別角度のイラストも追加します。

▼骨格 前から

ご覧のとおり犬には鎖骨がありません。
なので肩甲骨の動きに人間のようなダイナミクスさはありません。

重要なのは、犬は腕を水平に開く動きに適していない。ということです。
犬種によってはできる場合もありますが、犬の肩甲骨の動きは基本肩甲骨を背中に固定する筋肉の柔軟性に制限されます。
くれぐれも無理に動かさないよう注意してください。

▼骨格 後から

骨盤まわりは、後ろから見るとこうなっています。
大腿骨は人間のようにしっかりはまっているわけではありません。
浅いくぼみにはまっていて周りを靭帯が固めているので、とても脱臼しやすい構造になっています。
大転子の張り出しも人間ほどではないので、開脚も得意ではありません。