上腕骨の長いSくん2
お申込しみ
また、長い上腕骨を股関節と同じ高さに収めるために
肘が外へ捻れて広がっている状態でした。
それぞれの関節への負担を考えると、
肩甲骨の中心ライン、肩関節、肘、手首は、
同一線上に並ぶことが望ましいのですが
シャイロくんのように肘が開いてしまっていると
角度のある部分を保持する為に、
肘の筋に負担がかかってしまいます。
それらの上腕の負担を軽減させるためか
シャイロ君は年齢のわりに坐骨がだいぶ下がっていました(左<右)
坐骨の落ちた骨盤のラインにあわせて
腰椎から緩やかな山形の湾曲がありました。
この湾曲は施術をしたら治ったのですがこのさい、
”おすわりの時足が開く”という特性がなくなりました。
これはどういうことかというと
坐骨が下がっていると腰からお尻にかけて
まあるく湾曲するようになります
この状態でおすわりしようとすると、
坐骨が前に滑り込んでしまい
膝をちゃんと曲げて座ることが困難になります
そのため 収まりきらない膝を、
外に開いて座っていたものと考えられます