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犬の整体研究所の施術について

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どうして犬に整体?

犬の整体研究所が犬に整体の施術を施している理由は“犬が歩きやすくなるから”です。

犬の整体を行っていると、たまにこんな風に劇的に姿勢が変わり歩きやすくなる子と出会うんです。
動画の子は17歳です。背中が丸くなって歩幅が狭くなり、たびたびつんのめって転んでしまっている状態でした。私が施術させていただいた期間は半年ほどでした。
看取った後、飼い主さまは“さいごまで歩けていてあの子は幸せだった”と言って下さいました。

悲しいけどどんなに大事に暮らしていても、愛犬との別れは必ず訪れます。
その時を迎える時、長生きすればするほどに“その子にしてあげられる事”の選択肢は少なくなってきてしまいます

でもその子はまだ生きてるんです。
今歩けている子なら、明日も明後日も生きている可能性が高いんです。

目が悪くなり、耳も遠くなり、やせ衰えてきて…それでもその子が“まだ歩きたい”と願っているのであれば、してあげられる事があるんです。
犬の時間はヒトのそれより早く進むから、犬の整体研究所では“飼い主さんにお家でケアして貰いながら”その子の歩きやすさを維持すべきと考えています。

解剖学の知識に基づいて“どこにどんなケアをすべきか”知っていれば誰にでも出来るんです。
ワンちゃんたちが、さいごの時まで自力で立って歩いて、快適に暮らせるように。
「この手技を、犬を飼う全ての人に知ってほしい」そう心から願っています。

犬の整体って何するの?

人の手で筋肉をゆるめる。ただそれだけです。

2013年頃に私が犬を揉み始めた時、周囲の人たちは“犬を揉むことを仕事にし始めた”と言うと、大抵の人は私が冗談を言っているのだと思い失笑していました。犬のマッサージはすでにありましたが、それはリラクゼーションか愛犬とのコミュニケーションツールとしての存在でしかありませんでした。だからこそ“犬を揉むことが仕事として成立するはずがない”と認識されていたんです。
犬の整体研究所が犬の解剖学を深く理解し、その知識を実際の施術に取り入れている理由は「犬はしゃべらない」その一言に尽きます。

この動画の子はこの後3年15歳で天寿を全うするまで歩けていました。
こういう動画を見ると、人は“魔法のようだ”と言います。でも私は魔法使いではないんです。魔法じゃないからこそ、この変化がどうして起こったのか“筋肉のコリ”で説明出来るんです。
そして筋肉のコリは、飼い主さんでもほぐすことが出来るんです。

どんな効果があるの?

犬の筋肉をほぐして、ゆるめてあげると“歩きやすく”なります。

どうして歩きやすくなるのか、それは下記の3つによります。

〇姿勢がよくなったから

〇歩幅が広がったから

〇筋肉のパフォーマンスがあがった(力が入りやすくなった)から

以下の実例を見てみてください。

どんな効果があるの

姿勢の変化も、歩き方の変化も“背中を伸ばしなさい”や“歩幅を広げなさい”と言って犬が言うことを聞いて変わったわけではありません。当然ですよね、犬には人の言葉は通じませんし“姿勢を良くしろ”と言われてできるなら、崩れた姿勢でいるわけがないんです。姿勢の変化も、歩き方の変化も“犬が自分で変えた”のです。
なぜ変化したのか。理由は簡単です。“本当はこの姿勢で立ちたかったし、歩きたかった”から。

今まで通りの姿勢で立っていたいし、歩幅を広く歩いていたかったけど筋肉がこってしまい、前足を前に出したいのに出せない。背中を伸ばしたいのに伸ばせない。お尻をあげたいのにあげられないとなってしまうタイミングがあるんです。
それは、どの子もだいたい12歳前後に訪れます。

12歳で歩幅が狭くなってしまった子にケアをして歩幅が広い状態を維持した場合と、コリを放置して歩幅が狭いままで過ごさせた場合と、15歳を迎えた際の四肢の筋肉量に差が出る事は容易に想像がつきますよね。
だから、“まだ歩ける今”ケアしてあげて欲しいのです。

姿勢が崩れるのはなぜ?

犬もヒトも、シニアになれば姿勢の崩れや歩きにくさは避けられませんし、当然筋力低下もみんなに等しく起こります。でもひとつ、とても大事で知っておいてほしい事実があるんです。それは“筋力低下はある日突然起こるわけではない”ということです。

姿勢の崩れも歩幅の制限も徐々に始まり少しずつ進みます。そしてそれを犬たちは“上手に庇って”しまうんです。だから飼い主さんに気づいてもらえない。本当に歩きにくくなる前に、戻らないほど姿勢が崩れる前にケアを始めてほしいのです。
なぜなら“長生きする子はすべて必ず筋肉がこるから”です。

犬はヒトより“立っているだけで筋肉に大きな負荷がかかる”姿勢をしているんです。

筋肉に大きな負荷がかかる姿勢

ヒトの背骨は“積み木”のように縦に積みあがっています。立っている姿勢を維持するために私たちはこの背骨の構造を“倒れないようにバランスをとっていればいいだけ”です。しかし、犬の背骨は横に連なり、それを筋肉で支えるる“吊り橋”のような状態です。その上、膝や肘は常に少し曲がっていおり、いわば“空気椅子”状態なんです。

筋肉で支えるる吊り橋のような状態

この姿勢を維持しているだけでコリは生じます。それに加えてもう一つ、犬の筋肉がこってしまう“避けがたい理由”があります。それが“犬の進行方向は「前」と決まっている”ことなんです。

犬の進行方向は前と決まっている

犬は“前にしか歩かない”。だから前足も後ろ足も“前から後ろへ”蹴る筋肉が過負荷となるんです。10歳前後になると、この動きに働く筋肉がこって伸びにくくなり“歩幅が制限されて”しまうのです。
その後、制限された歩幅のまま歩いていると筋力低下が加速します。個体によっては歩幅を補うために胴を捩じったり丸めたりする場合があり、それを続けると姿勢の崩れへつながるのです。

モモ裏のコリにより坐骨が引き下げられて腰が丸くなっていたのが改善した事例

股関節の可動域が狭くなっているのを腰を振って庇っていた歩容が改善した事例

揉むだけで
効果がでるのはなぜ?

「人の手で、しかも素人である飼い主さんがケアしても効果が出る」と言い切ってしまえるのは、そして本当に飼い主さんの施術で効果が出てしまうのはなぜか。それは筋肉に触れることで“ワンちゃんが無意識に力んでいて、力みが抜けなくなってしまっている“部位に気づいて貰い、その力みを抜いて貰うという極々シンプルなアプローチだからです。

前述の通り、犬の姿勢は背骨が“吊り橋状態”で、四肢は“空気椅子状態”です。運動量の多い子でもそうでない子でも10年生きればどうしても寝ていても“立っているのと同じ姿勢を維持しようと力み続けてしまう”のです。その力みのせいで関節の可動制限が始まった状態のことを当方では“コリ”と呼んでいます。この「コリ」は“犬本人が気づかずにただ力んでしまっているだけ”のものなので、触れて“気づいて貰う”だけで犬本人が力を抜いてくれるのです。

力んで強張った筋肉は柔軟性を失うためパフォーマンスが下がります(使いにくくなる)。犬は本能でそれを知っているのか、コリに触れてあげるだけで力むのをやめてくれるのです。
そしてコリがなくなったことに自ら気づき、姿勢や歩容を変えてくれるのです。

前足が前に出にくくなり“頭を振りながら”歩いていた子の事例

前のめりで後ろ足が蹴れていなかった子の事例

コリを放置ない方が
いい理由

シニアになったら全ての犬に筋肉へのケアを。

それが犬の整体研究所の願いです。飼い主さんがしてあげるケアで十分に効くから、尚更強く願うのです。
コリをほぐした方がいい理由、それは“歩きやすさを維持できるから”です。

肩甲骨の歪みにより前肢が踏ん張れずに開いていってしまう状態が改善する事例

この子は“肩関節の脱臼”という診断を受けていました。“立ちたいのに立てない”状態だった子が、立って歩けるようになったのです。当時18歳でした。遠方だったので、私も頻繁には通えなかったのですが、飼い主さんの手厚いケアのおかげでさいごまで歩けていたんです。

肩関節の脱臼が整体で治るわけではありません。
犬には鎖骨が無いため、前足にかかる荷重は全て肩甲骨と胴体をつなぐ筋肉で支えて立っているのですが、シニアになると当然その筋肉も柔軟性を失い“きちんと支えることが難しく”なります。動画のビフォーアフターの変化は“前肢を支える筋肉のパフォーマンスUP”のおかげで、前肢をしっかり支えられるようになった。というものなのです。

この子は神経性の筋肉の拘縮のため、あるくのがやっと。という状態でした。当然神経性の問題を整体で解決できるわけがありません。でも”筋肉に現れた癖”をリセットすることは出来るんです。

シニアになったら筋力低下
は避けられない?

筋肉を揉めば筋肉がつくわけではありません。残念ながら、加齢によって起こった筋力低下を整体施術で回復させることも出来ません。でも“歩きやすくなったら歩くようになる”のであれば“筋力低下をゆるやかにする”ことができるんです。
ワンちゃんたちもシニアになっても、ハイシニアになっても“自分の力で歩きたい”と思っているんです。だから筋肉のコリがほぐれると立てるようになったり歩くようになったりするんです。
私はそんな子たちに沢山出会ってきたから、声を大にして言いたいんです。
愛犬がシニアになったら筋肉へのケアを。

その必要性を知って“うちの子にも”と思って下さったらぜひ、当サイトの情報をご活用ください。

この手技が“機能解剖学”に即した非科学的なものではないということについては、獣医師の方々からもご理解をいただいております。

キュティア(Cutia)
ウィルどうぶつクリニック
 (株) C H C( Clover Horse Clinic )

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