背骨のゆがみの原因は・・

横から見た姿勢で骨盤のゆがみが発生しているかもしれません。


具体的に言うと、上の図のように坐骨が下がってしまっている可能性があります。

骨盤は股関節を動かす筋肉が付着している部位なので、骨盤のゆがみは股関節の使い方の影響を受けて発生するものです。

つまりわんちゃの後ろ足の使い方に癖が生じたので、こういう歪みが発生してしまっている。と考えることができます。

そして坐骨が下がってしまった時に起こる問題が、後足のパッドの位置のずれです。

後足のパッドの位置、すなわち後ろ足が地面に接地している位置は、理想的には上図の左側のように、股関節より後ろにあるものなのですが、坐骨が下がってしまうと、低くなった坐骨寄り後方に足をつくのは非常に困難になってしまうので、結果としてパッドの位置が股関節より前になってしまいます。

そして、低くなった坐骨を超えて後方に足を蹴りだすのも当然しんどくなってしまうので、後肢の歩幅は必然的に前方に狭くなってしまいます。

お尻が下がると腰が丸くなる

また先ほどの絵を見てみましょう。

お尻が下がってしまったとき、つられて腰が丸くなっているのが分かりますね。
骨盤と腰椎はがっちり固定されていますので、骨盤がゆがむと当然腰椎も歪んでしまうのです。

そしてこの丸まってしまったよ腰の状態でおすわりをすると・・

お尻が前にせり出してしまい、結果として後ろ足が窮屈な状態になってしまうため、必然的におすわりの形が崩れやすくなってしまいます。

崩れ方は多種多様で、お姉さん座りのようになる場合もあれば、胡坐をかいているような状態になったり、逆にかかとやつま先が飛び出たじょうな状態になることもあります。