Aちゃんのビフォーアフター ③

そして左後肢ですが
「膝が使えていない(動いていない)」ということはどういうことか
そもそも、犬が歩くときに膝を使うのはどういうタイミングか

歩行前肢前→後1

歩行後肢伸→屈2

歩行前肢後→前1

歩行前肢後→前2

右後肢に注目してください。
一番膝がまがっているのは何枚目の写真の瞬間でしょうか?

答えは後ろへ蹴りだした後肢を前に引き出す瞬間。です

なぜならこの瞬間膝を曲げなくては
つま先を地面に擦ってしまいますからね

前モモの筋肉は膝を伸展させる筋肉なのですが
ここが衰えると膝を動かすのが億劫になるため
歩行の際に上記のような膝の動きをはしょってしまうことがあります。

つまり、歩くとき爪を擦るような音が聞こえる場合は要注意です。
逆に爪を引きずってしまわないように
腰をひねって足全体を浮かすようにして前に引き出す歩様となる子がいます。
Aちゃんはそのタイプでした。

ちなみに、とても大切なことなのですが
犬の整体をする者として
歩様が乱れていることが問題だ。と言いたいわけではないんです。

本当に問題なのは上手にからだを使えていないということが
からだのどこかに「使えていない筋肉がある」
ということの表れである事実なのです。

Aちゃんは施術を繰り返すことで
徐々にモモの筋肉が発達してきて
走れるようにまでなったのです。

四回目施術

初回

三回目

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